目の生活習慣病の予防改善

「目の生活習慣病」の予防や改善にはウォーキングがいい?

加齢黄斑変性、白内障、緑内障、そして糖尿病網膜症など、目の病気は
たくさんありますが、あるお医者さんはこれらを「目の生活習慣病
と呼んでいるのだそうです。

 

このお医者さん曰く、これら「目の生活習慣病」は普通の生活習慣病と
同じで薬を飲むだけでは治りにくいものだといいます。確かにそうですよね。

 

では、目の生活習慣病を予防したり治すには?
このお医者さんにいわせると、やはり食事療法と運動療法の2つを進める
ことが効果的だということです。

 

そして、その運動療法でおすすめなのがウォーキングなのだとか。

 

ウォーキングが目の生活習慣病にいい

1日5000歩から始め、最終的には

1日13000歩を目標にするのが
いいようです。

 

1日5000歩を1か月間続け、
次の月には1000歩増やして
1日6000歩。

 

次の月には1日7000歩、といった具合で、
ひと月ごとに1000歩ずつ増やしていくのです。

 

こうしたウォーキングをしている人には実際に、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性、
それから網膜静脈分枝閉そく症、網膜静脈中心閉そく症などに改善がみられる
人が多いといいます。

 

理由は?

 

糖尿病網膜症や加齢黄斑変性といった病気は、目の網膜の血流が悪いことで
おこる病気です。

 

血流が悪くなると網膜は酸素不足に陥ります。
その酸素不足を解消しようと、網膜は新たな血管「新生血管」を作り出します。

 

「新生血管」はもろく壊れやすい、破れやすいという性質をもっているため、
たくさんできると、そこからの出血や腫れで、患部付近がさらに悪化するのです。

 

ウォーキングをすることによって、その血流が改善する効果があるのです。

 

ウォーキングで足の筋肉が鍛えられることで、足の筋肉のポンプ作用がアップ
するので、血液が静脈を通して心臓にしっかり返っていくようになり、体全体
としての血流がよくなるというのです。

 

それによって目の血流も改善し、実際に「新生血管」からの出血がピタリと
止まった患者もいると、そのお医者は言います。

 

また、ウォーキングの目的としては、ストレス解消もあるといいます。

 

例えば白内障は、ストレスがその発生原因の一つだといわれています。また、
糖尿病の患者はストレスが原因で血糖値があがるといいます。ストレス次第で
糖尿病網膜症が悪化することも考えられます。

 

ですので、ストレスの解消もポイント。
自分のペースでゆっくりと、公園など好きなコースを散歩するのがおすすめです。