【緑内障】その4つのタイプ・種類|症状やメカニズムに違いは?

緑内障には4つのタイプ・種類がある?

ひとことに緑内障と言っても、
タイプ(種類)がいろいろあります。

 

それは4つにわかれていて、
下記のようになっています。

 

@原発性閉塞隅角緑内障

目の中の房水が出る隅角(ぐうかく)
という出口がもともと狭い人に
起こりやすいタイプの緑内障です。

 

隅角が虹彩によってふさがれることで
房水の流れがせきとめられ、
眼圧が上昇します。

 

急激にふさがれる急性型と、
徐々にふさがれる慢性型の
2つがあります。

 

眼圧が急に上がる急性型は、
目の激しい痛み、頭痛や吐き気などが
突然起こるという症状があります。

 

A原発性開放隅角緑内障

隅角(ぐうかく)が目詰まりを
起こすタイプの緑内障です。

 

房水が排出されにくくなることで
眼圧が上昇します。

 

B正常眼圧緑内障

隅角には何も障害がなく房水の流れも正常、
眼圧も正常・・・、それなのに緑内障になる
ケースがあります。

 

じつは緑内障の7割が
このタイプ(種類)のものなのです。

 

視神経の血液循環が悪かったり、
遺伝や免疫、加齢などが原因で、
視神経の方がモロくなることが原因です。

 

そうなると、通常では緑内障を
起こさないような正常な眼圧であっても
視神経が障害されやすくなるのです。

 

C続発性緑内障

緑内障以外の目の病気や外傷、
全身の病気、あるいは薬などの影響で
眼圧が上がるタイプの緑内障です。

 

・・・
このように、緑内障といっても
タイプ(種類)が様々あるのです。

 

眼圧の高さが起因といわれる緑内障ですが、
意外にも多いのは、眼圧自体は正常で
発症するB正常眼圧緑内障なのです。

 

だから眼圧をチェックするだけでは
発見ができないケースが多いのです。

 

眼圧検査のみならず、眼底検査や視野検査も
緑内障を診断する際には行なわれます。